サワディーカー^^
もうビーサンをはいてるかめりさです🐢(笑)
私は数か月間、学校のプログラムに参加して、北タイの少数民族の村で体験学習をしてました。
研究テーマがコーヒーに関することだったので、
コーヒー精製、大規模なアクティビティ
に実際に参加してきました^^
前回、体験学習のときの写真とともにコーヒー精製の基本をご紹介しました。
>>【北タイオーガニックコーヒー】カレン族の村で1からコーヒー精製に関わってみた
今回はお世話になったホームステイ先の村人がどんな思いでコーヒー精製をしているのか
「託す思い」について書いていきたいと思います。学校のプログラムを知りたい人は
この記事を参考にしてみてください~~
「たくさんの人にこの村のコーヒーを飲んでもらって、
カレン族の事や生き方を知ってほしい。さまざまな人がおいしいと思えるようなコーヒーを作りだして、
飲んでくれる人とより良い関係を築きたい」
香ばしいにおいが森の中に消えていくように
その言葉も消えていく。
そう言ったのは、
コーヒーの生豆を焙煎しながら目の前に壮大に広がる田んぼを見つめているホームステイ先のカレン族の村人。
そこにはコーヒーに託す特別な「思い」があった。
コーヒーに託す村人の思い、挑戦とは
この村では10月から1月にかけてコーヒー精製が行われています。コーヒー精製に関しては上の記事を参考にしてね~
○タイは暖かいというイメージはありますが、12月の夜はかなり冷え込む。
そんな中、村人は手作業でコーヒー豆を洗い、不良豆を選別しています。
水は氷るように冷たく、辛くて根気が必要な作業
だけど
長時間放っておくと実が痛んでしまい豆の質が落ちるので
コーヒー精製には手を抜かない。

①カレン族としての自覚
○村内は若者の減少化が目立っています。
当然村の子は街にあこがれます。
若ければ若いほどそう思うに間違いありません 🙄
村内には小学校しかないので、中学校・高校生は街の近くの学校に通っています。
稲刈りに参加している大学生に普段は何をしているのかを聞くと、連休や大きな休みの日以外は大学に行ってビジネスの勉強をしているといっていった。手伝うときはなるべく手伝うが普段は忙しくてなかなか手伝うことができないそう。
ですが何人かの村の子供に将来どこに住むの?
って聞いたところ、みんな口をそろえて「村」と答えました。
みんな村がだいすきなんです 😛
ホームステイ先の村人はこんなことも伝えたいそう。
②村内でも充分に稼ぐことが出来る

○ほとんどの村人は、近代農業で農薬や化学肥料をつかった副収入になる農業をしている状況にあります。
なぜかというと、
自然栽培のコーヒーの木や、梅の木の精製方法を知らなかった為、利用方法を知らなかったから、手を付けられなかったから。
精製方法を知り、稼げることを証明することで村人たちも自分たちで採ったコーヒーを飲むようになるし、
カレン族として「森と共存する」の誇りを再認識できる機会になります。
オーガニックコーヒーは需要があるので、対等な値段で交渉すれば
作業に見合った価格で、充分な価格で売買できることが可能です。
村の子と話してると村が大好きなのが伝わったし、
子供たちも大人がコーヒー精製をしていたり、いろんなアクティビティを行なっているのを見てるから、
効果がもう出てるんじゃないかなって思う 🙂
③自分たちが森を守りながら生きていることを証明したい
ケシ栽培とかの関係で
少数民族は残念ながら以前のタイ社会では、『貧しくて不潔だ』
『畑を一回焼く焼畑農業「などで、自然を破壊している』
とか、めちゃくちゃなこと言われてたりしていました
カレン族がいなかったらタイの森はなくなっていた。全部カレン族の森
全国土の2割までに現象してしまった森は、全部カレン族が住んでた所だったそう
もしカレン族がいなかったら、、、。
考えるだけで恐ろしい 🙁
認めてもらい、すこしでも心を動かしたい
わたしも体験学習をして伝えたかったんです。
④オーガニックマーケットに出店
○定期的に行われているオーガニックマーケットに出店。
オーガニックマーケットには有機野菜、油を使わない卵焼き、
モン族の人が売るモン族の伝統お菓子、オーガニック手作りピザ、古着、雑貨などがあったよ^^



今思えばインスタ映えまくり~~~(笑)

村人と(笑)

「なぜオーガニックを始めたのか」とか「消費者に伝えたい思い」を話してたよ。
お昼はそれぞれが売っていた食べ物やお菓子と
時間を共有していて、ゆったりした良い時間でした 🙂
このオーガニックマーケットにいろんな想いが詰まってて
素敵だったなあ~
ハイレベルコーヒーはまだまだ先

○村にいるときに1週間、「質の良いコーヒーを作るアクティビティ」に参加したよ
バンコクから、タイ国内で5本指に入るほどの専門家さんたちや
コーヒーのカップテストコンテストの審査員、
バンコクでカフェを経営している
ようなどんくらいすごい人たちかわかんないけど多分相当すごい人たちも一緒に参加しました^^(笑)
将来コーヒーショップを持つなら言いなさいって言われたけど
言ったらどうなるんだろ?(笑)
だから育った環境も種類も見事にバラバラ。色の違い、木が高いのか低いのか、海抜の違い、水源地の近さなどが関係してくるそう。
今のコーヒーも十分おいしいが、今すぐによりよい環境を変えることはすごく困難なことです。
長期的な目線でみたときに村人の頑張りしだいで変えることが出来るという。
コーヒーは思ってたよりずっと繊細なんだなあ。
手掛けている製品たちを自分たちで直売をする目的には上記で挙げた思いを伝えるのはもちろん、
消費者との交流も行われています。
バンコクから来た農業に興味がある家族、チェンマイで藍染めや刺しゅう教室をしている先生が連れてきた人達
農村をテーマにしているドキュメンタリー番組の人たち。
いろんな人が村に来た時も毎回コーヒーを淹れ、シェアし、
どうやって作るのかなど丁寧に説明している姿が。
様々な行動、アクティビティーから分かち合い、協力するつながりのコミュニティーの場
を大切にしているという強い思いがあるんだね。
直売することで顔の見える関係が生まれる、
つまりは生産者の生活、社会のことを理解できるし直接連絡がしやすくなる、製品を通して人間関係を構築し、その中にさまざまな人とのつながりが生まれるのではないか?
何年後かには世界一の北タイコーヒーになってほしい 😛
だって、あれだけ手が込んでて付加価値がかかってるんだもの。
村人の挑戦はまだまだ続く!!

🐢
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